ウォルマートストアの正面(Walmart Corporate from Bentonville, USA, CC BY 2.0 , via Wikimedia Commons)

 世界最大の小売業者であるウォルマートは近日、中国でさらに5つの店舗を閉鎖した。

 ウォルマートは7日、中国国内の4つの店舗、深セン洪湖店、無錫太湖店、重慶北城天街店、太原三墻路支店を閉鎖した。そのうち、深圳洪湖店は、1996年にオープンしたウォルマートの中国第1号店であった。また、2006年に上海のビジネスの中心地である万達商業広場に正式に出店したウォルマート五角場店も10日をもって営業を終了した。当店はウォルマートの上海での2番目の店舗であった。

 2016年から2020年までの4年間で、ウォルマートは80店舗を閉鎖したが、今年はこれまでに32店舗を閉鎖しており、閉店率がますます速くなっていることが分かった。

 ウォルマートだけでなく、フランスのカルフール、オーシャングループなど、多くの多国籍小売企業が中国で惨憺(さんたん)たる経営をしている。

 大手百貨店チェーンである高島屋は、2019年に上海の旗艦店を閉店し、中国での事業を停止した。高島屋は今後、東南アジアに転戦して事業を拡大する計画。

 閉店理由については、ウォルマートはリース期間の満了と説明した。しかし、業界の見方は、一方では家賃や人件費などのコストが上昇し続けていること、他方では電子商取引やコミュニティ・グループ・バイイングなどの在宅ビジネスの台頭により、ウォルマートをはじめとする伝統的な店舗は競争力を失っていることが原因であると考えている。

(翻訳・藍彧)