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 ガソリン価格の持続的な高騰に多くの米国人が不安を募らせている。これは電気自動車(EV)への移行を促しかねない。ますます多くの米国人がEVに関心を寄せている。

 ボイス・オブ・アメリカ25日の報道によると、燃料価格が上昇したとき、EVの売り上げも上がるという専門家がいる。しかし、ガソリン価格とEVの販売台数を直結する決定的なものはないという。

 EV市場を調査しているAtlas公共政策社のデータによると、今年初めから9月まで、米国では46.8万台の電気自動車が販売された。これは2020年の年間販売台数の32.3万より45%増えた。

 2021年9月だけを見ても、米国の消費者は5.7万の新しい電気自動車を購入し、昨年同期の3.5万より63%増で、おととしの2019年同期の3万より90%増となっている。

 天然資源保護協議会(NRDC)のルーク・トナチェル氏は「ガソリン価格高騰はガソリン車を運転する米国人にとって大変なことである」とし、「電力価格は規制があるため、安定している。電気自動車はガソリン車に比べ、マイルごとの費用が4分の1あるいはさらに抑えられることが期待できる」と述べた。

 米労働省労働統計局(BLS)のデータによると、今年10月の千ワットのコストは昨年同期の13.5セントから14.2セントになり、5.2%増になった。一方、1ガロン(約3.8リットル)のガソリンの平均コストが昨年10月の2.23セントから3.48セントに上がり、56.1%増となった。

 自動車などの生産・販売予測サービスを提供する英国の調査会社LMC Automotive社は、2030年まで、電気自動車(ハイブリッド車含む)が米国新車販売市場の34.2%を占めると予測した。

(翻訳・北条)