ドキュメントリー「天安門広場大虐殺30年後」画面内容の日本語翻訳(Vision Times Japan)

 6月4日朝、在中国米国大使館は天安門事件にコメントをツイートし、ドキュメントリー「天安門広場大虐殺30年後」を公開した。

 米国大使館はこのようなコメントをした。
「1989年6月4日、中国人民解放軍は天安門広場に突入し、民主の権利を要求する中国国民を駆逐した。今日に至るまで、その時に死亡、負傷及び逮捕された人数に関する中国政府の説明はない。」

 このツイートには、アメリカ合衆国国務省の国際情報部門ウェブサイト「ShareAmerica」で公開されたドキュメントリー「天安門広場大虐殺30年後」が含まれていた。

 このドキュメントリーの中で、六四天安門広場デモの参加者・李恒青氏はこう言った。
「1980年代、多くの中国人は国の未来について考え、国のために力を尽くそうと思っていました。しかし、1989年に中国共産党政権が戦車と機関銃で多くの一般市民と学生を殺しました。弾圧は中国共産党の政治制度の一部です。正義の裁判は遅くなるかもしれませんが、将来の中国には大きな変化が訪れるでしょう」

 六四天安門事件のために、海外で亡命している作家・蘇暁康氏は「六四天安門事件後、中国共産党は独裁システムを強化したので、中国国民は不平不満を強く感じています」

 このドキュメントリーは以下の質問を投げかけた。
「将来、中国国民は自由を持てるのか」
「大勢の国民に対する収監と再教育キャンプがまだ存在するのか」
「宗教を信じている人がずっと弾圧を受けているのか」
「拷問が続けられているのか」

 このドキュメントリーの最後には、アメリカ合衆国国務長官マイク・ポンペオが6月3日発表したコメントが映し出された。
「私たちは、30年前に天安門広場で勇気を出して自分の民主的権利のために努力した中国の英雄たちに対し敬意を表明します。彼らの勇気は、世界中の自由と民主主義を求める声を奮い立たせました」

ドキュメントリー「天安門広場大虐殺30年後」
(China, 30 Years After the Tiananmen Square Massacre):

(翻訳・黎宜明)