(ツイッター動画のスクリーンショット)

 米ニューヨーク市政府が20日にワクチン強制接種令を公布したことで、ニューヨーク市民による大規模な抗議活動が相次いで行われている。

 ニューヨークのビル・デブラシオ市長は20日、すべての市役所職員にワクチン接種を義務付けるとともに、ウイルス検査のオプションを廃止した。約4.6万人の市職員が29日までに1回目のワクチン接種完了を要求され、でなければ職を失う恐れがある。それと同時に、ワクチンの接種が学齢期の児童まで拡大した。

 これに対して、ニューヨークでは25日、これまでの最大規模の抗議デモが行われた。約数万人の参加者にはニューヨークの警察官、消防士、医療スタッフ、教師、交通局の職員、清掃局の職員、市役所の公務員、及び多くの一般市民が含まれている。デモ隊がブルックリンから出発し、人々は「我が子を守れ」、「命を守れ」と叫び続けながら行進していた。

 黒人女性弁護士のTrisha Lindsey(音訳:トリシャ・リンジー)氏は集会で、「S7320、A416、A8237のうち2つは、全ての学齢期の子供に予防接種を強制するものであり、もう一つは、市長が1月に提出したものだ。公衆衛生上の脅威だと判断されれば3~5日間拘束されてしまう」「これは何だと思う」と大きな声で質問したところ、民衆は声をそろえて「共産主義だ」と答えた。

(写真撮影:sound of hope/琳晴)

 「医療自由連合」(MFA = Medical Freedom Alliance)のリーダーであるMatthew Grace(音訳:マシュー・グレース)氏は、「現在、人々はCNNとニューヨーク・タイムズを見て、その内容を信じ、それが真実だと信じてしまっている。しかし、人々がわかっていないのは、ファイザー社がニューヨーク・タイムズ、CNN、MSNBCに数百万ドルを支払ったことである。私たちは奴隷にされる寸前で、奴隷になるより死んだほうがましだ」と述べた。

(写真撮影:sound of hope/琳晴)

 マシュー・グレース氏は、「私のある友達はニューヨークを捨ててロシアに帰国した。彼女は、そこでは自分の息子が予防接種を強制されることを心配しなくてもいいと述べた」「私たちは自由のために戦っている。アメリカには選択権があるはずだ」と語った。

 同氏はまた、「私たちは彼らに電子メールや手紙を送って、どんな法律に基づいているのかと尋ねることができる。どの法律で注射が義務付けられているのか、このワクチンで私が病気になったり、怪我をしたり、死んだりしたら、弁償してくれるだろうかと尋ねるべきだ」と呼びかけた。

(翻訳・吉原木子)