伝送器材の点検、燃料給油の様子(陸上自衛隊Twitterより)

 陸上自衛隊(JGSDF)は9月中旬から11月下旬まで全国各地で、約30年ぶりとなる大規模な軍事演習を実施している。日本は第二次世界大戦以来、最悪の安全保障環境に現在直面しており、今回の軍事演習は潜在的な紛争に備える狙いがある。

 陸自の横田紀子報道官は、「今回の陸上自衛隊の演習は、作戦の実効性や抑止力、対応力の向上を目的としている。各部隊は、そのために必要な能力を獲得することを念頭に演習を行っている。さらなる行動を取らざるを得ない状況になっても、自信を持って対応できるように準備している」と述べた。

 「南西部への部隊配備は陸自の主な構想である。自衛隊が必要な場所に部隊を配備することは重要だと考えている。日本を取り巻く安全保障環境がかつてないほど厳しいと認識している。このような状況下、我々自衛隊は様々な突発事件に備え、様々な事態に対応しなければならないことを考慮している」と横田氏が述べた。

 中国共産党は最近、台湾に対する軍事的圧力を強めており、台湾の南西部防空識別圏(ADIZ)に軍用機を頻繁に侵入させており、日本や米国などの国々から懸念の声が上がっている。これに加えて、日本は北朝鮮の脅威にも直面している。 北朝鮮が19日、東部咸鏡南道(ハムギョンナムド)・新浦(シンポ)市の港から発射した2発の弾道ミサイルは日本海に落下した。

 18日、ロシアと中国の軍艦が初めて津軽海峡と台湾海峡を同時に自由航行した。中国の軍事専門家はこれを「ロシアと中国の共同戦略巡航」と呼び、中国当局はこれがアメリカとその地域の同盟国に対する抑止力になるという。これに対し、日本政府は、中国とロシアの軍艦の日本周辺での行動を「非常に重要視し、注意深く監視している」と表明した。

(翻訳・徳永木里子)