在日本中国大使館(Nissy-KITAQ, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons)

 神戸市議会議員の上畠寛弘氏はこのほど、中国共産党(以下、中共)の人権迫害を長年にわたって非難してきたため、在日本中国大使館から何度も電話で脅迫を受けたと語った。しかし、それによって中共とより強固に対峙するという姿勢は変わらないという。

 上畠議員は、中共による台湾への軍事的脅威、人権抑圧、不公正貿易などの問題について繰り返し糾弾し、一貫して強硬な態度を示してきた。上畠氏は2016年、鎌倉市議員を務めた時、中国の人権状況の改善を促す意見書を提出した後、すぐに中共からの脅迫を受けた。

 上畠氏は、「当時、中共大使館の王参事官が鎌倉議会に電話をかけてきて、私を猛烈に攻撃してきた。(人権迫害)などそんなことはない、信じられないなら中国に来て見てみろと言われた」と当時のことを暴露した。

 中共の狂気の脅威と圧力に面して、上畠氏は妥協を拒絶した。「中国に行けば何が起こるかわからないので、その誘いを断った。日本の中国大使館に行くことさえ危険だ」

 上畠氏はその後も、香港、台湾、新疆、法輪功を弾圧する中共を繰り返し非難してきた。上畠氏は、中共がすでに自分のツイッターアカウントを監視し、表現の自由を不当に抑圧していることを語った。しかし、中共のいじめや脅迫に決して屈しないと表明した。

(翻訳・吉原木子)