(ツイッター動画のスクリーンショット)

 中国福建省福州市の晋安湖(しんあんこ)公園の横で、建設中の観覧車が18日、突然倒壊した。現地時間午後5時まで、閉じ込められていた4人は救出され、死傷者は出ていない。

 福州市晋安区の公式通知によると、18日午後2時47分、福州市晋安区岳峰鎮の愛摩輪(あいまりん)商業広場に設置されている観覧車が、外周のホイールが外れたことにより突然倒壊したという。事件発生後、消防車と救急車が現場に入った。現場は封鎖され、パトカーや公園の警備員が秩序を維持していた。

 地元メディアは、現場には人が閉じ込められていると報じた。これに対し、福州市危機管理局は、閉じ込められていた4人が救出され、死傷者は出ていないと回答した。具体的な事故原因については現在調査中という。

 投稿された現場の映像によると、観覧車のスポークが先にゆがんで、変形した後、他の部分が揺れて地面に落ちて倒壊してしまった。事故発生時に大きな音がした。

 中国では長い間、「おから工事」が頻繁に発生している。今年5月8日、浙江省紹興市の杭紹台(杭州~紹興~台州)高速道路で完成間近の橋が崩落して川に落ちた。総工費368.4億元(約6,540億円)のこのプロジェクトは、紹興市で最大のインフラプロジェクトであった。

 10月7日、湖南省長沙市にある30階建て以上の高層マンションの外壁が、1階から屋上まで亀裂した。一部のネットユーザーは建物の高さから計算し、亀裂の長さは50メートル以上、幅は一本の指ほどと判断した。

(翻訳・徳永木里子)