(ملت اسلامیہ اردوツイートより)

 アフガニスタン南部カンダハールにあるイスラム教シーア派のモスク(礼拝所)で15日、信徒が金曜礼拝の最中に自爆テロ攻撃が発生した。少なくとも47人が死亡し、74人が負傷した。暫定政権を発足させたイスラム主義組織タリバンと対立するスンニ派の過激派組織「イスラム国」(IS)が16日に犯行声明を発表した。

 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」のメディア部門、アマク通信の声明によると、ISIS の分派組織「ISISーK」が犯行を主張した。アマク通信の声明では、「イスラム国の戦闘員」2人が警備員を殺害してモスク内部に侵入し、礼拝者の間で自爆したとしている。

 爆発は多数の信者が金曜日の集団礼拝に参加しているところを狙ったとみられる。AP通信は目撃者の話として、4人による自爆テロだったと報道。まず2人が検問所で爆発物を爆発させた後、別の2人がモスク内に突入して別の爆発を起こしたという。

 ソーシャルメディアなどで流された写真や映像には、爆発による破片が床に散乱、黒く焼けたモスクの天井、血にまみれた入り口の階段など、民衆が爆撃を受けたモスクで救助し、参拝者の遺体を救急車に運んだ様子が写っている。

 タリバン当局は、今回の爆発について、深い悲しみを感じ、 爆破事件の詳細は現在調査中であると表明した。

 タリバンのザビフラ・ムジャヒド首席報道官は、今回の事件を非難し、首謀者には必ず法の裁きを与えると強調した。

(翻訳・吉原木子)