アントニー・ブリンケン米国務長官とロイド・オースティン米国防長官(パブリック・ドメイン、合成写真)

 米国のアントニー・ブリンケン国務長官は13日、イスラエルおよびアラブ首長国連邦(UAE)の外務大臣と3者会談を行った。米国とイスラエルは、イラン政府が核協議のテーブルに戻らなければ、米国とその同盟国は別の行動に移ると警告した。

 イスラエルとUAEは米国の同盟国であり、イランに対する懸念で、両国は昨年、正式な外交関係を樹立した。米国務省のウェブサイトによると、ブリンケン氏は、バイデン政権が2015年の核合意(JCPOA、包括的共同作業計画)に再参加する意思があることを改めて表明した。共同記者会見では、ブリンケン氏は、「我々は、イランの核兵器保有に反対する主張で一致しており、外交ルートが最も効果的な方法であると確信している」と述べ、「イランが態度を変えなければ、我々はイランに対応するためにあらゆる選択肢を検討する」と警告した。

 イスラエルのヤイル・ラピド外相は、「邪悪から世界を守るために国家が武力を行使しなければならない時があることは、誰でもわかっている。テロリスト政権が核兵器を保有しようとするときに、我々は必ず行動を起こさなければならない。文明世界がそれを容赦できないことを明確に表明しなければならない」と述べた。

 ラピド氏はまた、「イスラエルはいつでも、任意の方法で行動する権利を保持する。それは我々の権利であるだけでなく、我々の責任でもある。イランは我々を消滅すると公言しているが、我々は決してそのようなことを起こさせない」と強調した。

(翻訳・徳永木里子)