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 中国遼寧省では2日から4日にかけて、異常気象が続き、各地で短時間の激しい降雨、雹(ひょう)、雷、強風などが発生し、当局は複数の赤色(注)警報を発令した。同省の洪水・干ばつ対策本部によると、大雨の影響を受けた人は合計1.6万人、16カ所のダムが放水したという。また、大連市では卵ほどの大きさの雹が降り、車の窓ガラスが突き破られた。

 2日夜から、遼寧省の多くの地域では異常気象が発生し、同時期の降水量は過去最大を記録した。当局は大雨、雹、雷など複数の赤色警報を発令した。大雨の影響で、遼寧省の太子河、鴨緑江流域では著しい増水が見られ、太子河の一部の中小河川が氾濫した。4日午前6時30分、大型ダム2基を含む計16基のダムが放水した。

 遼陽市文聖区は、大雨の影響で深刻な水害に見舞われ、住宅街の道路が冠水し、一番深い所では1.5メートルを超え、多くの人が建物に閉じ込められていることが分かった。鞍山市の一部の低地では、雨水が小川となり、村に流れ込んでいた。

 辽寧省洪水・干ばつ対策本部によると、大雨で省内約1.6万人が被災し、2500ヘクタールの農作物が被害を受け、直接的な経済損失は1.7億万元(約29億円)に迫るという。

 また、9月30日夜から10月1日未明にかけて、大連市の各地で雹に見舞われた。そのうち、周水子国際空港(しゅうすいしこくさいくうこう)、華南、泡崖(ほうがい)、泉水などの地域では、雹の最大直径が7~8センチで、卵ほどの大きさのもあった。戸外に駐車していた多くの自家用車が破壊され、窓ガラスが破損したり、車体がへこんだりした。

 大連市保険業協会によると、今回の異常気象により、同地域の2万台以上の自動車やその他の一部の財産に被害が出たとのこと。1日15時までに、保険会社が受け取ったあらゆる種類の保険金請求は2.89万件、推定損失額は1.33億万元(約23億円)に達している。

 注:中国の警戒信号のレベルは、一般的に気象災害がもたらす危害の程度、緊急度、展開状況に応じて、Ⅳ(一般)、Ⅲ(軽度)、Ⅱ(重度)、Ⅰ(特に重度)の4段階に分けられ、青、黄、オレンジ、赤の順に表示される。

(翻訳・吉原木子)