李世丙・駐大阪弁事処長(右) と江口克彦・前參議員(左)(台北駐大阪経済文化弁事処より)

 江口克彦前参議院議員はこのほど、インタビューで台湾有事は日米有事に等しいと明言した。

 江口克彦氏は、ボイス・オブ・アメリカの独占インタビューで、中国共産党(以下、中共)は台湾侵略をいずれにしても止めることはないだろうと述べた。さらに、習近平は毛沢東に匹敵する野心を持っているため、いわゆる「台湾の武力統一」によって自分の権威を確立しようとしているのだろうから、事態は「切迫している」との見解を示した。

 同氏は、台湾や日本の多くのインテリは「台湾有事は日本有事である」としか聞いたことがないが、実は、「台湾有事は米国有事でもある」と語った。「台湾が中共に侵略されれば、日本、特に沖縄諸島も当然、中共に支配されることになる。これを足がかりに、中共が日本に侵攻してくる可能性は限りなく大きくなる。 もしそうなったら、アメリカは中共が太平洋を支配することを絶対に望まないだろうし、アメリカは太平洋をめぐって中共と戦わなければならない」

 台湾は始終自ら主権を持っており、日米が自由、民主主義、人権という価値観を共有する台湾を見捨て、中共の侵略を許すことは「自殺行為」に等しい、と同氏は強調した。

(翻訳・藍彧)