福建省蒲田市仙遊県の小学校10日、生徒3人と保護者3人が新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎、COVID-19)のPCR検査で陽性反応を示した。当局は直ちに感染者のいる3つの村と周辺のいくつかの村を閉鎖し、すべての住民に自宅隔離を要請した。同ニュースは民衆の懸念を引き起こし、微博(WeiBo、ウェイボー)の人気検索トップに上った。

 中国公式メディアの報道によると、仙遊県楓亭鎮のある小学校で10日、児童2人(兄弟)はPCR検査で陽性反応が出た。その後、当局は直ちに検査を拡大し、新たに4人(児童1人と保護者3人)の感染を確認した。10日18時までに、6人の感染者が確認された。

 仙遊県当局はが感染が確認された3つの村において、感染者の主な活動場所と地域内で接触した可能性のあるすべての人に対して全面的なPCR検査を実施した。

 ネットユーザーが投稿した動画によると、楓亭鎮の商業区が閉鎖され、多くのコミュニティで数か所PCR検査所が設置され、住民たちは検査のために、列を作って並んでいる。山立学校の生徒は校庭に列を作り、夜通しPCR検査を実施したという。

 関連ニュースが出ると、微博で突発的な流行に対して懸念するネットユーザーからの投稿が相次いだ。

 「生徒が感染され、しかも、学校内で集団感染が発生した。これは少し怖い。学校には非常に多くの生徒がいる。感染が拡大したら、これはただ事ではない」

 「大変だ、感染の低リスクになったばかりの揚州市民として、今これらの報道を見ると、本当に身震いする」

(翻訳・吉原木子)