観音像爆破前後の比較写真(イメージ・Bitter Winterスクリーンショット)

 2月2日、中国河北省石家荘市の平山県にある「滴水観音」という観音菩薩像が中国共産党によって爆破された。中国の人権問題について報道している雑誌『寒冬(Bitter Winter)』が報じた。

 「滴水観音」像の高さは58メートルで、山壁に彫られた菩薩像では世界一の高さを誇っていた。毎年の祝日には数万人の観光者が参拝しに来るという。そのため菩薩像は中国共産党の注意を引き付けてしまい、爆破チームによって爆破された。

 観音像を爆破する時、中国共産党は地元の住民に対し、「観音像の爆破を阻害する者は必ず逮捕する」と警告した。

 報道によると、中国共産党は宗教のビジネス化を抑える名目で、中国国内の宗教信者を弾圧している。関係者によると、観音像が爆破されたのは、現在中国国内に宗教信者が多いからだ。

 地元の人々は、「一般大衆が佛を参拝し、佛を信じて共産党を信じなくなることを、共産党は恐れています。だから共産党は観音像を爆破したのではないか」と憤慨した。

 観音像の爆破を関する動画:

(翻訳・黎宜明)