香港の夜景(写真撮影:看中国/龐大衛)

 香港地方裁判所は1日、「民間人権陣線(民陣)」元召集者の陳皓桓(フィーゴ・チャン)氏、民主党の元主席である何俊仁(アルバート・ホー)氏など7人に11~16カ月の禁固刑を言い渡した。7人は2019年10月20日に九龍で「反送中運動」デモ行進を組織したとして、「無許可の集会に参加するよう他人を扇動した」「無許可の集会を組織した」という罪で起訴された。

 同案件は、一昨年10月20日に民陣が発起した九龍デモ行進は、警察の許可を得ずに行われたもので、陳皓桓氏、梁国雄氏、何秀蘭氏、何俊仁氏、黃浩銘(ラファエル・ウォン・ホーミン)氏、楊森氏、呉文遠氏の各被告は、個人の名義でデモ行進を主催・参加した。何俊仁氏以外の6人は、無許可の集会を組織した罪と、無許可の集会に故意に参加した罪で起訴された。

 香港地方裁判所の胡雅文裁判官は1日、7人に11~16カ月の禁固刑を言い渡した。民主党の劉慧卿(エミリー・ラウ)元主席、張超雄(フェルナンド・チャン・チウフン)元立法委員、香港のカトリック教会の名誉司教である陳日君枢機卿、民主党の單仲偕氏が傍聴した。裁判を待つ間、楊森氏は傍聴席に向かって「香港人、頑張れ!」と叫んでいた。

(翻訳・徳永木里子)