無人機MQ-25(Public domain)

 米軍は、「イスラム国」の複数の自爆テロリストを乗せてカブール空港に向かっていた車両を、無人機で爆破したと、米国政府関係者が28日に発表した。

 ニュースマックス(Newsmax)の報道によると、2名の米高官は、米国は今回の攻撃が成功したと考えており、予定したターゲットに命中したと述べた。今回の空爆は、8月26日に発生したカブール空港ゲートでの自爆テロを実行したと宣言している過激派組織に対する2回目の米国空爆である。この事件で、米軍兵士と100人以上のタリバン支配から逃れようとするアフガニスタン人が犠牲になった。

 匿名の米関係者によると、初歩的な報告では空爆による民間人の犠牲者は出ていないとのことだが、ある関係者は他の巻き添え被害の報告を確認中だと述べた。また、空港近くの住宅でも爆発があったとの情報もあり、2つの爆発に関連があるかどうかは不明である。

 タリバンのザビフラ・ムジャヒド報道官は、記者団へのメッセージの中で、爆弾を積んだ車を運転していたため、今回の攻撃ターゲットは爆弾犯であると述べた。

(翻訳・吉原木子)