26日、中国江蘇省揚州市で新型コロナウイルス感染者が1人確認された。同感染者はこれまで10回のPCR検査を受けており、25日の検査で陽性反応を示した。同感染者が住んでいるアパートのすべての住民が集中隔離された。揚州市のネットユーザーから怒りの声が殺到した。

 現地メディアによると、25日夜、揚州市「痩西湖福苑団地」でのPCR検査で、陽性症例1例が確認された。同感染者は5日、7日、9日、11日、12日、14日-17日、22日に合計10回のPCR検査を受け、結果はすべて陰性であった。

 報道によると、同団地での濃厚接触者72人ほか、同アパートの79人が二次接触者としてすべて集中隔離された。

 ネットユーザーが投稿した動画では、「痩西湖福苑団地」に多くのバスが止まっており、住民は防護服を身にまとい、荷物を持って列になってバスに乗り込んでいる。周りには一切通行人や車両がなく、防疫スタッフと隔離される人しか見当たらない。

 新たな症例が現れたことは、揚州市民の解禁が先延ばしされることを意味する。多くの揚州市民はネットで政府の対策に不満を示した。

 「いつになったら解禁されるんだ?全市民を9月まで待たせるつもり?あんたらは家にいてもお金はもらえるからいいけど、我々はどうだ。家と車のローン、子供の養育費はどこから?市民のために考えてみろよ」

 「揚州市で感染が発生したばかりのときは、すべての人がロックダウンと家での隔離に協力した。最短の時間で解決しようと思って、揚州市が乗り越えられると信じていた。しかし、時間が経つにつれてますます多くの問題が暴露され、非人道的になっていった。団地とプロパティマネジメントに関係しているかもしれないが、多くの措置が妥当ではない。怠慢と暴力が存在する。(以下省略)」

(翻訳・北条)