(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 最近では、空間を整えるだけでなく、空気の浄化、心身のリラックス、酷使した目を癒すなどの効果がある植物や鉢植えを、室内に置いているご家庭も多いと思います。カーテン、絵画、壁、プラスチック製品、塗装されたテーブルや椅子など、家の中にあるものには、空気中に蒸発しやすいベンゼンやホルムアルデヒドなどの化学物質が含まれていることがありますが、植物の中にはこれらの有害な化学物質を吸収・分解して、浄化できるものがあります。それだけでなく、植物の葉が水分を蒸発させる際にマイナスイオンを発生させるため、癒しの効果により疲労を取り除き、安眠を促進させる快適な部屋にすることができます。また、天然の加湿器にもなるので、エアコンによるダメージから守る役割を果たし、乾燥したお肌に潤いを与えて、喉や気管支の病気の発生を抑える効果もあります。

 空気清浄効果があり、初心者でも育てやすい室内用観葉植物を4種類ご紹介します。

 1.アイビー(ヘデラ)

 アイビーには、「永遠の愛、友情、信頼、不滅、結婚」というロマンチックな花言葉が込められています。密集して広がる葉は、お互いに支え合っているかのようです。暑さ寒さに強く、氷点下5度の環境でも育ち、耐陰性が強いため日陰でも生長することができます。室内で育てる際には直射日光の入る窓辺など明るく風通しの良い場所に置きましょう。

アイビー(wlchui CC BY-NC-SA 2.0 via flickr

 2.サボテン

 サボテンは小さくてかわいいので、観賞用植物の中でも特に人気があります。通常の植物は日中に光合成を行いますが、砂漠の植物は水の損失を減らすため、夜に気孔を開き、二酸化炭素を吸収して酸素を生成するので、睡眠の質を向上させることができるのです。育てる時は水はけのよい土を使い、土が乾いてから水をやるようにするとよいでしょう。

サボテン(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 3.サンセベリア

 サンセベリアは「空気清浄機」と呼ばれ、マイナスイオンを放出することで人気になりました。他の植物に比べて、マイナスイオンを最大30倍も放出する能力があります。さらに、夜になると二酸化炭素を吸収して酸素を発生させ、部屋の空気を循環させる働きがあります。干ばつや日照りに強いだけでなく、水やりを頻繁にしなくても生きていけるので、初めて観葉植物を育てようとする人にも適しています。初心者におすすめしたいのはサンセベリア・ハニーという小型の品種です。小さくてかわいく、テーブルに置いても目の保養になります。

サンセベリア( David J. Stang, CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons)

 4.ジャスミン

 ジャスミンの花は、純粋で、強い芳香を持つ花で、花言葉は、「愛想の良い、優美、愛らしさ」という意味があります。睡眠を補助するだけでなく、起床時の気分が好調になり、爽やかな朝を迎えることができます。頻繁に花を咲かせるわけではありませんが、他の室内栽培の花に比べて手入れが簡単です。温暖な気候を好み、夏の暑い時期には直射日光で葉が焼けやすいので、半日陰の場所がおすすめです。

ジャスミンイメージ / Pixabay CC0 1.0)

(翻訳編集・玉竹)