マルコ・ルビオ米連邦上院議員(Gage Skidmore CC BY-SA 2.0 via flickr)

 米上院情報特別委員会は4日、「中国の長い手:米国の国家安全保障への脅威」をテーマとした公聴会を開きました。委員長のマーク・ウォーナー上院議員(民主党)と副委員長マルコ・ルビオ上院議員(共和党)はともに、世界中の同盟国と力を合わせ、中国(共産党、以下、中共)の影響力に対抗するよう呼びかけました。

 マーク・ウォーナー委員長が公聴会を主催しました。同氏によると、同公聴会は、中共による米国の学術への浸透、知的財産の盗難、サイバー攻撃などの悪影響を米国各界に知らせ、中共に対する米国人の認識と警戒を高めることを目的としています。

 同公聴会において、ウォーナー氏とルビオ氏はともに、中共の浸透による影響は、将来的なものではなく、現在進行形で存在している脅威だと述べました。両氏は、米国政府と世界中の民主主義国家が力を合わせ、「科学技術の協力戦線」を作り、世界中に横行する中共の影響力に対抗するようにと呼びかけました。

 ルビオ氏によると、中共はネットワークのハッキングを通して、毎年、3000億~6000億ドル相当の米国の技術や知的財産の盗んでいます。同氏は、情報特別委員会のメンバーとして非常に特別な機会を得て、私たちの目の前で繰り広げられているこの21世紀の「ホラーショー」を垣間見ることができましたが、今はすべてのアメリカ国民に知ってもらう必要があると述べました。

 最後に、ルビオ氏は「目覚める時が来た」「中共はすでに、人類史上最大規模な一つの国家の富を、別の国に移行する違法行為を行っている」と述べました。

(翻訳・常夏)