中国の臓器移植産業の拠点地(YouTube / Screenshot)

 米シンクタンク「現在の危機に関する委員会:中国(CPDC)」が29日、「中国共産党(以下、中共)による生体臓器狩り、および冷血なジェノサイド(大量虐殺)への制止」というテーマで専門家シンポジウムを開き、中共の犯行への制止を世界に呼び掛けた。

 CPDCは、中共による生体臓器狩りの犯罪行為の存在を、複数の国際報告書が証明していると指摘した。「中国における罪のない良心の囚人の体からの臓器の摘出は、中共の最も暗黒で邪悪な行為の一つであり、持続的で冷血なジェノサイドである。全世界は団結しこの暴行への制止に、行動を起こして取り組まなければならない」とCPDCは述べた。

 生体臓器狩りに関して、12名の国連特別報告者は6月、中共に対し調査を要請し、法輪功学習者、ウイグル人、チベット人、ムスリム、キリスト教徒が、中国で臓器摘出のため殺されたことに関する確実な情報を挙げた。

 今回のCPDCのシンポジウムは、共産主義被害者記念基金会(VOC)、中国での臓器移植濫用停止国際ネットワーク(ETAC)及び法輪功迫害追跡国際調査国際組織(WOIPFG)によって共催された。VOCの主席であるアンドリュー・ブレンバーグ国連大使、『中国の臓器狩り:動かぬ証拠』の作者である汪志遠博士らは、シンポジウムでスピーチをした。

(翻訳・徳永木里子)