(ツイッター動画のスクリーンショット)

 27日に行われた東京五輪のバドミントン女子ダブルス予選ラウンドの試合中、中国の陳清晨(チェン・チンチェン、24)選手が「汚い言葉」を連発したことが、英語圏で話題になった。しかし、中国共産党(以下、中共)公式メディアは「聴いていて心地よい」と称賛。

 中国のバドミントン選手が東京五輪の試合会場で汚い言葉を連発した動画がネットで話題になっている。動画には、女子ダブルスの陳清晨と賈一凡(ジャ・イーファン)のチームが、相手チームが負けるたびに、陳は「我X!我X!我XXX!」と汚い言葉を連発した様子が映っている。競技場には陳の汚い言葉が絶えず響いていた。

 また、バドミントン男子ダブルスの中国チームも同じような動画が流出している。動画では、中国の男子選手劉雨辰(リゥ・ユチェン、26)が相手にサーブしながら、「おまえのXX」と叫び、そして拳を握り締めて「X」と叫んでいる様子が映っている。

 中共の公式報道では、「陳清晨は自分を解放したのだ。初めて汚い言葉がこんなにも美しいと感じた」と選手たちの言動を称賛した。さらに、中国のネットユーザーは「あなたたちの声はまるでコウテンシ(百霊鳥)の鳴き声のように美しい」とコメントを寄せた。

 一方で、海外のネットユーザーからは「粗野で下品、文明とは何かを全く知らず、自尊心も他人への敬意もなく、攻撃性に満ちている。彼らの動画は英語圏で広がっており、今では中国語が分かる外国人も多くて、どれだけ下品で無知だと思われるだろう。国際的な競技の場だし、多少偽ってもいいから、気を付けるべきでは。国際的重要なスポーツ大会の生放送で汚い言葉を発するのは、テレビの前にいる次世代の悪い手本になりかねない」と非難された。

(翻訳・藍彧)