(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 中国共産党(以下、中共)政権は22日、世界保健機関(WHO)が中国で新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)の起源について2回目の調査を行うという申し出を拒否した。これに対し、米国政府は「無責任で危険な行為」と非難した。

 WHOのテドロス・アダノム事務局長は先週、ウイルスの起源をさらに調査する計画を提出した。同計画には、武漢ウイルス研究所とウイルスが最初に確認された武漢華南海鮮卸売市場を再度調査することが含まれている。北京当局は22日、WHOの申し出を拒否し、ウイルスの中国研究所流出説を認めなかった。

 米国議会の多くの議員が、中共政権の調査妨害を強く非難した。米国のケン・バック下院議員は22日「中共政権が新型コロナの感染状況を意図的に隠蔽したことで、何百万人もの命を奪うパンデミックになった。中国(共産党)の責任を追及しなければならない」とツイートした。

 下院少数党リーダーであるスティーブ・スカリース議員は、ウイルスの起源に関する公聴会の開催をペロシ議長に求めた。「少なくとも、実際にどうやって(新型コロナが)起こったのかを調べる必要がある」

 また、ブルース・ウェスターマン下院議員も、慎重な行動で、世界に及ぼした被害の責任を中共に追及するようバイデン政権に求めた。「中共が61万人以上の米国人の死に対する責任を取るのを拒否していることに、誰が驚くのだろうか」

(翻訳・徳永木里子)