試運転中の中国軍の水陸両用戦車(イメージ:YouTube動画のスクリーンショット)

 中国浙江海事局は16日、同日12時から21日18時まで東シナ海で「武器の実戦訓練」を行うと発表した。しかし、19日午後3時51分、急遽、東シナ海での武器の実戦訓練を「終了」すると発表した。原因は台風6号(インファ)が台湾北部の海域を通過することと、関係があると思われる。

 台湾のネットメディアの「新頭殻(Newtalk)」は19日、中国軍が浙江省近海での軍事演習を、開始から55時間後に急遽、終了を発表した報じた。原因は、台風6号と関係があると思われる。

 台湾中央気象局の最新観測によると、台風の中心は20日午前2時に台北の東1010キロに位置し、その後も北西方向に進んでいる。22午後には徐々に台湾北部に接近し、24には台湾北部の海上を通過し、引き続き福建省や浙江省に向かって上陸する見込み。

 同報道によると、台風は台湾に上陸するかどうかにもかかわらず、その暴風圏は台湾の北部海域に直接影響を与え、引き起こした荒れた波や暴風は、中国軍に頭を下げさせ、素早く帰港して避難せざるを得ないだろうという。

(翻訳・吉原木子)