カリブ海にある共産主義の島国キューバでは、11日に反政府デモが国内各地で行われ、12日にジャーナリストを含め100人以上が逮捕された。これに対し、トランプ前米大統領は12日、自由を求めるキューバ国民を100%支持するという声明を発表し、バイデン大統領にも共産主義に立ち向かうべきだと促した。

 トランプ氏は同声明で「自由を求めるキューバ国民の闘いを100%支持する。(キューバの)政府は、彼らに発言させ、自由を与えるべきだ。バイデン氏も共産党政権に立ち向かうべきだ。そうしないと、歴史に残るだろう。キューバの人々は、自由と人権を手に入れて当然だ、彼らはもう恐れていない」と述べた。

 マイク・ポンペオ前国務長官は同日「キューバ政府は、世界と自国民に対する脅威だ。私が国務長官だった時、キューバをテロ支援国に指定し、(キューバに)制裁を加えた。我々が自由を愛するキューバ国民の味方であるということを、今こそ米国の指導者は明確にしなければならない」とツイートした。

 ポンペオ氏はまた、キューバ国民を支持するようバイデン政権と世界に呼びかけた。「バイデン政権と世界が団結し、キューバ国民を支持することを願っている。そうすれば、キューバ国民は幸せな生活を過ごすことができ、世界もより安全になる。もう一つの共産主義政権が、歴史のゴミ箱に打ち捨てられるだろう」

(翻訳・徳永木里子)