(立場新聞, Copyrighted free use, via Wikimedia Commons)

 中国愛国民主運動支援香港同盟(HKASPDMC)は、長年にわたり中国本土の民主主義活動家を支援し、中国の民主主義運動を推進してきたことから、「最も愛国的な組織」と称されている。しかし、中国共産党による度重なる取り締まりのもと、10日、今月末に全スタッフを解散することを発表した。現在の常務委員の14名のうち残るのは、懲役刑で拘束されている李卓人(リー・チュクヤン)氏、何俊仁(ホー・チュンヤン)氏と鄒幸彤(ゾウ・シントン)氏ら7名のみとなった。

 HKASPDMCがフェイスブックのページに掲載した文章では、香港の政治環境はこの1年で急激に悪化し、組織はここ数カ月間、ますます激しいかつ明らかな政治的抑圧を受けていると発表した。先日、本同盟の常務委員会は協議を重ねた結果、常任委員会のメンバーを戦略的に削減すること、スタッフの安全性を考慮して7月末までに全スタッフを解雇すること、という2つの措置を取ることを決定した。

 HKASPDMCは、人員の大幅な削減により、今後の活動の推進や組織の運営に影響が出ることを認め、すべての関係者のご理解と協力を願い、いかなる困難や挑戦に直面しても、歯を食いしばって一歩一歩前進していくことを強調した。

 HKASPDMは1989年5月に設立された。民主主義、自由、人権、法の支配の早期実現を願い、長年にわたり中国本土の民主化運動を支援してききた。同盟には、民主化運動家の釈放、1989年の民主化運動「天安門事件」の名誉回復、大虐殺の責任追及、一党独裁の終結、民主的な中国の建設という、5つの主要な綱要がある。

(翻訳・藍彧)