(動画のスクリーンショット)

 中国黒竜江省ハルビン市阿城区砲手屯は9日、3匹のオオカミが侵入し、犬1匹を噛まれたほか、ある女性を突き倒した。現在、2匹のオオカミは射殺され、残りの1匹は麻酔をかけられた後、動物園に送られた。

 ハルビン阿城区は9日緊急告知を出し、同日、同区砲手屯付近でオオカミ(と思われる)の跡が発見されたことを伝え、市民に安全を呼びかけ、オオカミの姿を見つけたらすぐに通報するようにと呼び掛けた。

 阿城区の責任者によると、9日午後、3匹のオオカミが砲手屯に入ってきた。彼らはとても痩せていて、おそらく何か食べるものを探しに村に入ってきたのだろう。オオカミは1匹の小型犬を噛んだだけ。その後、50代の女性に襲いかかったが、村民はヤスを持って、オオカミを追い払った。
近くがトウモロコシ畑で、捕まりにくく怪我をすることを恐れて、現場の職員が2匹を撃ち殺し、残りの1匹は村人の家に突っ込んだため、動物園の職員が麻酔をかけて捕まえ、北方森林動物園に送った。

 これらのオオカミの出所はまだ分かっていない。しかし、一部のネットユーザーは、なぜこの時期に大量の動物が人間の生活圏に入ってきたのか、生物の生態系の連鎖に問題が生じ、これらの動物が採食・狩猟が困難になり、生き延びるために食料を求めて人間の生活圏に入らざるを得なくなったのではないかと、疑問を呈している。

(翻訳・吉原木子)