最近、ネットユーザーによる北京のバスに、6人もの警備員が乗っている動画がネット上で話題になった。「哀れなことに、世界の大国と名乗る中国共産党が、なんと自国民を蛇やサソリのように忌み、狼のように警戒している。なんて悲しいことだ」と揶揄したネットユーザーもいる。

 ネットユーザーが投稿した動画によると、14日、北京市要所にあるバスに6人の警備員が配置された。1人がバスの前方に、残りの人がバスの中央と後方に配置されていた。バッジとマスクをつけ、黒い警備員の制服を身にまとい、全員立っていた。動画を撮影した北京の男性は「この1台のバスという狭い空間の中、6人もの警備員がいる。前に1人、後ろに5人」と驚きを隠せなかった。

 これに対しネットユーザーが多くのコメントを残した。

 「この政権はどれだけ支持されてないのか?こんなにも自国民を恐れているのか?」

 「党創建100年と謳歌するわりに、四面楚歌の境地が丸見えだ」

 「中国は世界で最も安全な国と言われているが、確かに、至る所に警備員や警察が見張っており、とても安全だ。おそらく刑務所の中にいても違和感を感じないだろう」

(翻訳・徳永木里子)