米海軍航空システム司令部(NAVAIR)とボーイング社は7日、無人機MQ-25スティングレイがF/A-18Fスーパーホーネット戦闘機への空中給油に初めて成功したと発表した。

 NAVAIRは声明の中で「飛行中、海軍のF/A-18スーパーホーネット戦闘機のプローブは、MQ-25の試験機1号機(T1)に接近する前、編隊飛行や航跡試験などを行い、その後、無人航空機とドッキングし、T1の空中給油装置(ARS)からF/A-18戦闘機への燃料の移送に成功した」と述べた。

 ボーイング社のMQ-25プログラムディレクターであるデイブ・ブジョルド氏によると、T1は戦闘機と無人機の間で数回の接続を行った後、合計325ポンド(約147kg)の燃料をスーパーホーネットに補給したという。

 今回の画期的な突破を受け、米海軍は今年10月1日に第10無人航空母艦発射マルチロール中隊(VUQ-10)を正式に設立する予定で、同中隊では人材を育成し、最初の量産型MQ-25無人航空機を受け取ることになるだろう。

(翻訳・徳永木里子)