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 イラク軍によると、6日12時30分頃、イラク西部の砂漠にある米軍アサド空軍基地の上空で2機のドローンが現れ、その後、米軍がアンチロケット、迫撃砲防衛ミサイルを作動し、2機を撃墜した。

 アサド空軍基地は現在、イラクで最大の米軍駐留地である。また、過激派組織「イスラム国」と戦う国際連合の多国籍軍の本拠地でもある。

 今回のドローン事件の責任を負う団体はまだない。しかし、イラク政府関係者によると、イランの支援を受けた過激派組織が過去に同様の事件の責任を主張したことがある。

 今年に入ってから、イラクでの米国に対する攻撃は39件が起こり、多くが後方支援部隊への爆弾攻撃であり、さらに14件のロケット攻撃があった。米国は、これらの攻撃の一部が、イラクの親イラン派によるもので、米軍の完全撤退を迫るために行われたのではないかと考えている。

(翻訳・徳永木里子)