米国ワシントンD.C.における共産主義犠牲者記念像。この記念像は1989年中国北京に起こった「天安門事件」の時に天安門広場で建てられた民主の女神像の複製品である。(イメージ:The Epoch Times)

 1917年11月、ウラジーミル・レーニンらロシア共産党員は暴力革命により合法的なロシア政府を転覆し、世界初の共産主義政権を樹立した。

 この暴力革命はロシアで当時使用されていたユリウス暦の10月に起こったので、「十月革命」と呼ばれている。「十月革命」は世界規模で共産主義運動が勃発する端緒となった。統計資料によると、今まで共産主義運動による死者は1億人以上に上る。

 昨年、米国政府は「共産主義犠牲者の国家的記念日(毎年11月7日)」を設立した。今年、ホワイトハウスは「共産主義政権によって殺害され迫害された人々の名声に表敬する」声明を発表し、「世界中の平和、繁栄及び自由を祈る人々のために堅実な支援を提供する」と強調した。

殺戮の歴史

 「十月革命」後のロシア内戦はまさに大災難だった。一連の動乱の中、戦争、飢餓、ボリシェビキによるテロリズムの結果として、1,200万人ものロシア人が死亡した。内戦の後、ヨシフ・スターリンによる虐殺は四半世紀続いた。約2000万から3000万人が人為的な飢餓と悪名高い強制収容所によって命を奪われた。

 中国共産党の大量虐殺はレーニンとスターリンより更にひどかった。大躍進や文化大革命を含む中国共産党の大量虐殺により、少なくとも6000万人の中国人の命が奪われた。

 北朝鮮、ベトナム及びカンボジアなどの小国の共産主義政権は、自国民のかなりの割合を殺害した。カンボジアでは、独裁者のポル・ポトが大量虐殺を組織し、当時800万人だった国民のうち200万人から300万人が死亡した。

 ドナルド・トランプ大統領は今年の11月7日に、ホワイトハウスメッセージで「これらの犠牲者や他の多くの残虐行為は、共産主義が人類の精神と繁栄に絶え間なく打撃を与えてきたという否定できない事実を静かに証言している」と述べた。

 非営利団体である「共産主義犠牲者追悼財団」の理事であるマリオン・スミス(Marion Smith)は、Twitterのメッセージでトランプ大統領に感謝した。財団は、2017年以前には、米国政府は共産主義の犠牲者を記念する日を指定していなかったと指摘した。

 「ボルシェビキ革命はマルクス主義が政権を得た最初の例であり、人類に対する災害であることが証明された。中国、キューバ、ラオス、北朝鮮、ベトナム、そして今やベネズエラではまだ悲劇が広がっている」とスミス氏はツイートした。

現在進行中の犯罪

 今日の中国は、現代化された超大国としての地位を確立しようとしているが、中国共産党は中国国民をジョージ・オーウェル式の監視ネットワーク、「社会信用システム」及びその他の厳しい規制にさらしながら、政治家、宗教信仰者及び少数民族に対する残虐な迫害を続けている。

 1999年、中国共産党は文化大革命以来最大の政治運動を開始し、1億人の法輪功学習者を対象として迫害し始めた。この迫害は現在も続いている。

 2006年から、法輪功学習者を中心とする良心の囚人が、中国の病院で臓器を摘出され、殺害されていることを示す証拠が得られた。

 最近、約百万人のウイグル人が中国の強制収容所でイデオロギー的な洗脳や身体的虐待、そして拷問に苦しんでいるという報告が出ている。

 共産主義政権による暴行は今日も続けられている。この状況に対し、ホワイトハウスは「私たちは、共産主義政権下において生命や自由、幸福に対する追求を奪われた人々を決して忘れない。共産主義のもとでなくなった被害者たちに黙とうをささげるとともに、地球上のすべての人に自由と機会を与える目標を掲げこれからも邁進していく」と声明を発した。

(翻訳・黎宜明)

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