テキサス州会議事堂(Daniel Mayer, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons)

 米テキサス州家庭・保護サービス局(DFPS)は6日、児童に対する性転換手術は「児童虐待」に相当するとの見解を声明で発表した。このように性転換手術に対する見解を示したのは米国で初めて。

 同州のローカル紙『テキサス・トリビューン』によると、DFPSのジェイム・マスターズ局員は、テキサス州は、児童に対する性転換手術を施術することは「児童虐待」に相当すると判断した声明を発表した。マスターズ氏は、医療目的ではない性転換手術は「児童の身体に不可逆的なダメージを与える可能性があるからだ」という理由を明かした。

 同声明は、このような児童虐待案件を目撃した場合、州の運営許可を得た施設に勤める教師や医者などに、48時間以内に同局に報告するよう呼びかけた。親が子供を性転換手術させた疑いで、罪、もしくは重罪に問われる可能性があるとも述べた。

 マスターズ氏はさらに、外傷、病気もしくは障害による性的発達障害を修復するための性器切除など、医学的に必要な場合のみ、児童の性転換手術は虐待に当たらないと述べた。

(翻訳編集・常夏)