(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 1、機内持ち込み手荷物は座席の下に置くこと

 客室乗務員はフライト中、お客様に手荷物を膝の上や座席、足元に置かないように声を掛けます。その理由は気流が不安定になると、バッグが通路に滑り落ちたり、乗客を傷つけたりして、脱出に影響を及ぼす可能性があるからです。そのため、安全上の理由から、手荷物は前の座席の下に置いておきましょう。

 2、ライフジャケットは最初に機内で膨らませてはいけないこと

 ライフジャケットは膨らませると大きなスペースを取るため、後ろにいる人が逃げるのを防ぐことになります。また、キャビンが水で満たされている場合、膨張したライフジャケットを着用すると、人はキャビンの上に浮いた状態になり、キャビンのドアから脱出することが困難になります。

 3、脱出するときに鋭利なものを持ってはいけないこと

 脱出するときに荷物や鋭利なものを持たないようにし、ハイヒールやベルトのスパイクは外しておきましょう。インフレータブルスライドが傷つき、後ろにいる乗客の脱出に影響を与える可能性があるからです。

 4、機内にドリアンを持ち込めないこと

 特殊なにおいのするものは機内に持ち込めず、また預けることもできません。

 5、パイロットがヒゲを生やせないこと

 航空会社によっては、パイロットはヒゲを伸ばしてはいけないと明確に規定しているところもあります。緊急時にヒゲが長すぎると酸素マスクの装着を妨げ、安全上の事故につながるからです。

 6、飛行機の中でフラットシューズを履くこと

 旅行中は、柔らかくて伸縮性のあるフラットシューズを履いておくと、足元が楽なだけでなく、時間に追われていても、空港では軽快に歩くことができます。また、緊急時にはハイヒールよりもフラットシューズの方が逃げやすいです。

 7、飛行機の窓が楕円形になっている原因

 航空機の内外には大きな圧力差があり、その圧力は通常、鋭角な場所に集中します。1954年に起きた2つの旅客機崩壊事件では、事件後、胴体の亀裂の起点が四角い窓の鋭角部分であることが判明しました。

 その後、設計者は窓を楕円形のものに変え、丸い窓にかかる圧力が均等に分散され、特定の場所から崩壊する可能性が少なくなりました。

(翻訳・玉竹)