2017年保守政治活動協議会(CPAC)で講演するトランプ前大統領(Gage Skidmore, CC BY-SA 2.0, via flickr)

 フェイスブック(FB)は近日、トランプ前米大統領の次男の妻であるララ・トランプ氏の、トランプ氏へのインタビュー動画を削除し、世間の批判を浴びた。トランプ氏は自身のソーシャルメディアプラットフォームを立ち上げた。

 1月の連邦議会議事堂突入事件をきっかけに、フェイスブック、ツイッター、ユーチューブ、インスタグラム、スナップチャットなどのプラットフォームは、トランプ氏の使用を永久禁止した。

 今やトランプ氏の身内にまで飛び火した。今週、「トランプ氏の声」が含まれるコンテンツはすべて削除されるという理由で、フェイスブックはララ・トランプ氏によるトランプ前大統領へのインタビュー動画を削除した。ララ・トランプ氏は近日、FOXニュースで記事を執筆し始めた。長さ18分間の同インタビューはララ・トランプ氏のフェイスブックアカウントで発表されたのち削除され、現在は「therightview.com」というサイトで見ることができる。

 フェイスブックからララ・トランプ氏宛てのメールで、「我々は、ララ・トランプ氏のフェイスブックから、トランプ前大統領の話がメインのコンテンツを削除したことをお伝えします。トランプ氏のフェイスブックとインスタグラムのアカウントの設定と同様に、トランプ氏の声及びそれに関する内容は削除され、掲載したアカウントは他の制限を受けることになります」と書かれている。

 ララ・トランプ氏は同メールの内容をインスタグラムに公開した。

 トランプ氏に近い関係者はFOXニュースに対し、「フェイスブックのやり方は恥ずべき行為です。これはトランプ氏に関係なく彼らは私たちを完全に黙らせようとしています」と話した。

 一方、トランプ氏は個人の公式サイト「45office.com」を立ち上げ、支持者と連携して、「アメリカファースト」という理念を推進するプラットフォームとしての役割を果たしてゆく。

 「45office.com」は、トランプ氏をイベントに招待することを受付けている。トランプオフィスは市民の参与や公共活動を通して、真に偉大なアメリカを築くことを目指すと同時に、様々な情報を提供するという。

(看中国記者・肖然/翻訳編集・北条)