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 香港メディアの報道によると、香港で大規模なワクチンが投与されて以来、副作用が頻繁に発生していることが報告されており、これまでにワクチンを接種した後に10人が死亡し、2人が顔面神経麻痺などの副作用を発症しているという。

 香港衛生署が28日に発表した最新の死亡例は、7日にシノバックワクチンを接種した62歳の男性が、27日朝に意識不明の状態で発見され、病院に緊急搬送された。

 また、ブラジル、チリ、トルコなどの国でも、中国製ワクチンを投与して以来、確認された症例数は減るどころか急増し、副作用も頻繁に報告されている。更に、ブラジルが今年1月に発表した接種データによると、シノバックワクチンの効果は50.4%しかなく、国際間の他の主要なワクチンよりはるかに低いという。

 興味深かったのは、中国衛生健康管理委員会が28日に発表したニュースで、中国本土で1億回以上のウイルスワクチンが投与されたが、重篤な副作用は1件もなかったとし、最低でも6ヶ月間は抗体レベルが得られると主張したことだ。

 一方、インターネット上に掲載された、シノバックワクチンの副反応に関する投稿は急速に削除された。

(翻訳・藍彧)