ロシアのウラジーミル・プーチン大統領(Kremlin.ru, CC BY 4.0, via Wikimedia Commons)

 バイデン氏のプーチン大統領に対する唐突なコメントで、米ロ関係が冷え込んだ。17日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ワシントンD.C.のロシア大使を召還すると発表し、米ロ間の不可逆的に悪化した関係を見直すと話した。

 ABCワシントン支局長ジョージ・ステファノプロス氏のインタビューで、「プーチン氏が人殺し」だという質問に対しバイデン氏が肯定した。プーチン氏は「お互いさまだ」と反論した。

 「ワシントン・エグザミナー」誌の報道によると、米国家情報官室(ODNI)は16日発表した報告書で、ロシアの工作員がメディアを通して、トランプ氏とつながりがある有名人を通してバイデン氏と民主党に対する不利な情報を流し、トランプ氏支持の言論を発表していたと非難した。在米ロシア大使館は17日、事実無根だと反論した。

 ロシア外交部は声明で「アナトリー・アントノフ駐米大使をモスクワへ呼び戻し、米国との関係でどんなことが必要かを分析する」と述べた。

 同声明ではまた、「我々にとって、最も重要なのは米ロの関係を正す方法を見つけることである。ワシントンD.C.は米ロ関係を行き詰まらせた。我々は最も困難な時期にある。もし米国人がそのリスクに気づくことが出来れば、我々の関係に不可逆的な悪化が現れることを防止したい」と述べた。

 この突如な情勢変化に、米国民は驚きを隠せなかった。
「ロシアは米国への軍事あるいは他の方面の主要な脅威ではない。中国共産党こそそうだ」
「米ロ関係が悪化した時、70年来最大規模の殺人者である中共は、漁夫の利を得ることになっているだろう。バイデン氏はやはり操り人形に違いない」

(翻訳・北条)