(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 英国統計局(ONS)の15日に発表した報告書によると、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)は、過去100年の間に英国を襲った最も深刻な感染病であり、致死率も最も高いものとなっている。また、疫病を食い止めるために発令した禁足措置により、2020年の間に英国の全業界が莫大な経済的損失を被った。

 大紀元時報英紙のウェブサイトによると、ONSの15日に発表した報告では、新型コロナウイルスの2020年致死率は過去100年の如何なる感染症をも超えていたという。

 同報告書には、「2020年に英国では14万人以上の死亡証明書において、新型コロナウイルスが主な死因または原因の一つとされている。イングランドとウェールズの両地域だけでも、73,500人の死因が新型コロナウイルスであった。新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎、COVID-19)は1918年以降、英国で最も深刻な感染症で、死亡者数が最も高かった」と書かれていた。

 また、2020年冬に英国の重症病棟の患者数は2019年冬よりはるかに高かったという。

 同報告書によると、昨年英国のすべての業界で雇用が急激に減少し、中でも飲食業が最も深刻な被害を受けたという。

 更に、英国の住宅価格は一般的に経済に合わせて増減していたが、2020年には、疫病大流行期間に、英国経済が大きく収縮する中で住宅価格が上昇したという。

 ONSが先週発表した疫病の世論調査によると、昨年3月の第1週に英国で270人に1人が新型コロナウイルスに感染したという。

 また、英国における新型コロナウイルスによる死亡者数は現在、過去5カ月間で最も低いレベルに下がっている。また、新型コロナウイルスが英国で引き起こしたインフレ率は今年1月のピーク後に徐々に下がっており、英国経済は回復の兆しを見せている。

(翻訳・藍彧)