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 ギリシャの生後37日の男の乳児が、先日、アテネ市内の病院でギリシャウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)に感染して死亡し、同国における感染者の最年少死亡者となった。

 ギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相は、「我が国の最年少感染者が今日(8日)亡くなったことは耐えられない悲しみだ。生後37日しか経っていないこの赤ちゃんは、17日間もウイルスと戦っていた。ご家族に心から哀悼の意を申し上げる」とツイッターに投稿した。

 報道によると、基礎疾患のなかった新生児は、生後数日後に重症を示し、呼吸器疾患を発症したとのことだ。ギリシャ保健省によると、当該新生児は2月中旬に鼻炎と発熱の症状でアテネ市内の病院に入院し、翌日には集中治療室に移された。

 ギリシャでこれまでに中共ウイルスによる死者は6,800人近くにのぼり、480人近くがまだ集中治療を受けている。最近、同国内の感染者数が急増していた。この前、アリストテリア・ペローニ(Aristotelia Peloni)報道官は、ギリシャの新型コロナウイル感染症の状況は極めて深刻であると述べた。

 昨年11月に医学誌に掲載された英国の研究者による調査では、新型コロナウイルスに感染した新生児が重篤な症状を発症することはほとんどないとされていた。調査では、昨年3月上旬から4月下旬にかけて英国で新型コロナウイル感染症のピーク時に感染したすべての新生児(生後28日未満の赤ちゃん)を追跡調査したところ、その期間に生まれた人口の0.06%に相当する66人の感染が確認された。また、症状が重くなった新生児の半数近くが少数民族の出身者であり、その原因はまだ解明されていない。しかし、ウイルスに感染した新生児のうち、死亡した者はいなかった。

(翻訳・玉竹)