ニューヨーク知事アンドリュー・マーク・クオモ氏(Bob Jagendorf, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons)

 ニューヨーク知事アンドリュー・マーク・クオモ氏が、高齢者施設の新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)による死亡データを隠蔽していたとして、現在米連邦調査局(FBI)が調査に介入している。また、ニューヨーク州民主党議員は新型コロナウイルス流行期間中の同氏の緊急権限を取り上げることに動いている。

 CNNの報道によると、高齢者施設の新型コロナウイルスの死亡者数を隠蔽した醜聞が明るみに出た後、ニューヨーク州のクオモ知事は、彼を批判した民主党員に「政治的な報復をする」と脅し、隠蔽工作に協力しなかった民主党州議員に「壊滅させる」と脅したという。

 ニューヨーク州議会の民主党ロン・キム下院議員はインタービューで、11日にクオモ氏から脅しの電話を受けて、トラウマになったと話した。電話で「クオモ氏のために声明を出して弁明しなければ、自身の政治家としてのキャリアを破滅させられる」と脅されたという。クオモ氏の行為は超党派から非難された。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、クオモ氏は立法機関に、新型コロナウイルスの死亡者数に関する重要なデータを意図的に隠蔽したことを認めた。ニューヨーク州14人の民主党上院議員は12日の共同声明で、新型コロナウイルスに関するクオモ氏の新型コロナウイルス流行期間中の一方的な緊急権限を廃止するよう求めた。来週にニューヨーク州上院で採決される可能性が高い。

 また、FBI、ニューヨーク州ブルックリン検察官がすでに同事件の調査を進めていると報じられた。

(翻訳・藍彧)

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