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 吉林省の新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)が感染拡大し続けており、公式の1月30日のデータによると、全省でまた新たに63人の感染が確認された。状況が最も深刻な通化市は長期的に閉鎖されており、「希望の声」の報道によると、「家では食料が不足しており、家族全員が1日1食しか食べられない」と語った人がいた。また、約1ヶ月前から職場を閉鎖しており、家族を恋しく思うあまり、封鎖の早期解除を心待ちにしているという声もあった。

 吉林省当局は1月31日に発表したデータによると、1月30日00時から24時、吉林省では新たに63人が確認され、そのうち、通化市58人、長春市5人、さらに新たな無症状感染者1人が通化市の住民であった。

 吉林省の深刻地域として、通化市の住民のほとんどが10日間以上、中には半月以上も自宅に閉鎖されている。同市の凱晨団地の張さん(仮名、女性)は、「私は一番早く隔離され、12日に隔離された、2回目のPCR検査の後、全員が封印を貼られた」と語った。

 通化市東慶花園近くの住民趙さん(仮名、男性)は、「通化市は18日にロックダウンされた。ロックダウンはつまり、武漢市のように自宅で隔離されていて、誰も外出できない」と語った。

 長い間閉鎖されたため、多くの住民の備蓄していた食料がなくなった。先日、インターネット上で多くのネットユーザーが「食料が不足しており、通化市の副市長は公式に謝罪し、当局は問題解決のための努力を強化していると述べているが、未だに十分な物資を得ることができずに困っている人々がいる」とコメントした。

 通化市東昌区の新興団地の住民、許さん(仮名、女性)は取材に対し、家に閉じこめられてから今まで、政府から送られてきた食べ物を2回しか受け取っていなくて、一家5人は毎日1食しか食べられない。「5人家族で、食べ物がなくて、野菜を少し支給されたが、封鎖されてから2回しかもらっていない。少量な白菜、ニンニクの芽、セロリ、大根1本だけだ。何とか節約して毎日1食しか食べられない、このように待っていて、どうしたらいいのか?家でじっとしていて、外出できない、そもそも出られない」と述べた。

 また、一部のネットユーザーは、いつ解除になるか分からないと述べた。「集中隔離の17日目になる、最初は14日間と言ったが、14日目になったら21日間に延長したと言われたが、その後21+7日間となった。いつ解除するかと聞いても分からないので通知を待ちなさいと言われた、精神的にもう耐えられない」

(翻訳・藍彧)

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