VOAで演説を行いているマイク・ポンペオ国務長官(米国国務院動画のスクリーンショット)

 トランプ米大統領は2017年就任以来、過去数十年間の中国共産党に対する宥和政策を徐々に終了させてきた。マイク・ポンペオ国務長官は1月16日、トランプ政権が中国共産党に対抗した外交成果を明らかにするツイートを数十回連続で送信した。

 ポンペオ氏は、中国共産党は脅威であり、中国国民はそうではないと述べた。「中国共産党と中国人民とは違う。中国人民が中国共産党の専制支配から脱却する願望を支持する。中国共産党は嘘をつき、空虚な約束をした。私たちはこれらを認識し、その不良行為を変えるには、(責任を担保する)政策を制定しなければならない。宥和政策や対話のためのアピールは無効である」

 ポンペイオ氏はまた、中国共産党の米国内でのスパイ活動や各種の浸透活動について、トランプ政権が中国共産党の様々な悪行に対するそれぞれの対策として、スパイ活動が行われたヒューストンの中国領事館を閉鎖したことや、中国共産党の偽情報・プロパガンダの中心である孔子学院を閉鎖することで米国の大学を潜入から守ることなどについても語った。

 「中国共産党は香港の人々との約束を破り捨てた。高貴な人から自由を奪う行為に代価を払わせる。中国共産党が香港の人々に高度な自治を約束した国連登録条約『英中共同声明』に恥ずかしげもなく違反した時、トランプ政権は香港の特殊な貿易資格を取り消し、中国共産党と香港特別行政区の職員に制裁を加えた」

 「私たちは率先して、新疆の(中国共産党による)恐るべき虐待行為を世界に暴露してきた。中国共産党幹部への制裁、強制労働により作った製品の輸入停止などが行われた。世界が見て見ぬふりをした時、アメリカは声を上げて行動を起こした」

 ポンペオ氏は2020年7月20日、中国共産党による法輪功への迫害を非難する公式声明を発表し、国務省や在中国米国大使館・領事館のウェブサイトにも掲載された。また、中国共産党による法輪功学習者の臓器狩り問題にも注目した。同年12月10日、国務省はまた、深刻な人権侵害と法輪功学習者への迫害を行ったとして、アモイ公安局梧村派出所の警官、黄元雄氏への制裁措置を発表した。

 最後にポンペオ氏は、「我々の今期政権は、中国共産党がマルクス・レーニン主義の政党であり、我々の価値観や生き方に敵意を持っていることを明確に示していることを、アメリカ国民に警告してきた」と述べた。

(翻訳・藍彧)

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