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 世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)出現以来、変異状況について、4つの主要な突然変異種を正式に発表した。

 D614Gの突然変異種

 2020年1月下旬から2月上旬にかけて、新しいコロナウイルスのD614G変異種が出現し、その後の数ヶ月間で最初の毒株が次第にD614Gに取って代わられた。2020年6月までに、この突然変異種は世界的に感染するウイルスの主要なタイプとなった。

 研究によると、この変異種は初期毒株よりも感染力が強く、伝染性が高いが、より重症化することはなく、既存の診断、治療、ワクチン、公衆衛生対策の有効性に影響を与えないことが示されている。

 クラスター5ウイルス変異種

 2020年8月から9月にかけて、デンマークで「クラスター5」と名付けられた養殖ミンクに関連した新しいコロナウイルス変異種が確認された。

 デンマークで行われた予備研究によると、この変異体は自然感染やワクチン接種後の免疫防御の程度や期間を低下させる可能性があり、その評価は現在も進行中である。現在までのところ、2020年9月にデンマークでこの変異種によるヒト感染例は12例しか確認されておらず、この変異種は広く普及していないようだ。

 VOC 202012/01 ウイルス変異種

 「VOC 202012/01」と名付けられた新しいコロナウイルス変異種が報告され、当初はイングランド南東部に出現した。予備的な疫学研究では、この変異体はより感染性が高く、入院期間と28日死亡率で評価される重症度と再感染に変化がなく、ほとんどの診断ツールに影響がないという

 2020年12月30日まで、WHOの6つの地域のうち5つの地域で31の国と地域でこの変異種が確認されている。

 501Y.V2ウイルス変異種

 2020年12月18日、南アフリカで変異ウイルスからN501Yの突然変異種が確認され、南アフリカは「501Y.V2」変異種と命名した。突然変異種は南アフリカの3つの州で 急速に広がっている。以前、英国でN501Yの変異種も確認されたが、分析の結果により、南アフリカで確認されたものとは異なる変異種であることが分かった。

 予備的な研究では、この変異種は、より高いウイルス負荷や感染力の増加と関連しているが、より深刻な疾患を引き起こすという証拠はまだなく、さらなる調査が必要である。2020年12月30日まで、南アフリカ以外の4カ国で501Y.V2変異種が確認されている。

(翻訳・白鷺)

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