(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 イギリスの男性(46歳)が武漢肺炎(新型コロナウイルス)に感染し、11週間の入院生活を送った。 長い昏睡状態からようやく目を覚ましたが、話し出すと家族を唖然とさせた。

 デリー・ミラー紙12月24日の報道によると、イギリスのリバプール在住のウェイン・オールダム氏は少し前、不運にもコロナウイルスに感染してすぐに重症化してしまい、人工呼吸器が欠かせず11週間も入院した。

 入院後、ウェイン氏は3回転院した。蘇生期間中は状態が回復せず、妻のルイーズ・オールダム氏は、夫の重篤を何度も知らされ、葬儀の計画を立て始めていた。 やがてウェイン氏はイギリスのウォルトン中央病院で意識を取り戻した。

 しかし、目を覚ましたウェイン氏が話し出すと、家族を唖然とさせた。 リバプール出身の彼は、なんとスコットランド訛りになっていた。

 ウェイン氏は「目が覚めた時脳内が混乱しており、話すとスコットランド訛りになってしまった」と振り返った。リバプール出身の彼が、今はリバプールのイントネーションを取り戻せなくなった。

 さらなる治療を経て、ウェイン氏は現地時間12月21日に退院した。

 医師はウェイン氏は回復したと言っていたが、彼は倦怠感や全身の痛みを感じた。ウェイン氏は元々筋トレが好きだったが、今では頭を少し回すことや、身近な小さなものを取るといった単純な動きでも、彼にとって大きなチャレンジとなる。彼は病気になる前は暇なときにバンドでギターを弾いていたが、今では10本の指がしびれて、もう二度と弾けなくなるのではないかと心配している。昏睡状態が長引いて神経を損傷しているため、再び歩けるようになるには数週間のリハビリが必要だ。

 現在、ウェイン氏は積極的にリハビリに臨んでおり、「死から生還してからは、ポジティブな考え方でリハビリをすることを意識するようになった。スコットランド訛りは仕方ない、一生変えられなくても構わない」と前向きに語った。

(翻訳・北条)

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