米連邦最高裁判所(Daderot, Public domain, via Wikimedia Commons)

 米連邦最高裁判所のサミュエル・アリート(Samuel Alito)判事は11月6日、大統領選のペンシルベニア州での開票について、11月3日20時以降に届いた郵便投票の投票用紙を別個に保存し、集計する場合は別個に集計するよう命令した。

 トランプ陣営は激戦州であるペンシルベニア州の郵便投票の締め切りについて最高裁に裁決を要求した。アリート判事は上記の命令を同州に言い渡し、民主党に11月7日の14時までに回答するようと命令した。その後、アリート判事は本案件を最高裁判所に提出し、9名の最高裁判事で共同して審議する流れである。

 10月28日、米最高裁は4対4の結果(27日に就任したバレット判事は本決議に参加せず)で、州最高裁の郵便投票の延期可能の判断を支持した。世論は、11月6日の最高裁の最新の判断は、20人分の選挙人票を持つペンシルベニア州の選挙情勢に肝要な影響を与えるとの見解を示した。

 FOXニュースのデータによると、本記事が編集する時点で、ペンシルベニア州の開票率は99%になり、トランプ氏は27,174票の差で劣勢にいる。一方、11月3日時点では、トランプ氏は70万票の差で優勢だった。

 民主党の選挙不正は徐々に露呈し始めている。ペンシルベニア州の2名の郵便局関係者が、郵便局は郵便投票の日付印を改ざんしたことを告発した。

 11月5日、ペンシルベニア州エリー市の郵便配達員が調査記者のジェームズ・オキーフ(James O’Keefe)に提供した情報によると、同日、郵便局の責任者は11月3日以降に到着した郵便投票にすべて3日付の日付印を押印するよう命令した。「それらの郵便投票は4日もしくは5日に局に到着したもので、ピッツバーグから送られてきた未押印の郵便投票にも見える。」

 もう一人の告発者・ペンシルベニア州の郵便配達員ホプキンズ(Richard Hopkins)氏がプロジェクト・ベリタス(Project Veritas)に提供した情報によると、郵便局長は、11月3日以降到着した郵便投票に3日付の日付印を押印し、有効票にするよう従業員に命令した。

(看中国記者・肖然/翻訳・常夏)