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 2020年の大統領選挙を巡り、トランプ陣営は「投票の不正」に関する訴訟を複数の州で提訴している。そのような中、「投票の不正」に関する新たな進展があった。

 ミシガン州のある郡の投票カウントスタッフがコンピューター投票計算ソフトに問題があると発覚したのだ。手作業で投票を数え直した結果、同ソフトは、トランプ氏に投じられた同郡の6,000票をバイデン氏の票として計算されたと明らかにした。ミシガン州共和党の議長は「同じソフトを使用する郡はほかにも数十あるため、投票結果に同じ間違いがないかどうかを注意深くチェックする必要があります」と述べた。ミシガン州には計47の投票計算所がある。

 11月6日(木曜日)、トランプ陣営が公開した訴訟案によると、ペンシルベニア州の有権者名簿には少なくとも21,000人の死亡者が含まれていことが明らかになった。そのうち、20年前に亡くなった人も複数名いたとのこと。

 米国公共利益法律基金会(PILF)の責任者クリスチャン・アダムス氏は声明において、「ペンシルべニア州には21000人を超える死者が有権者名簿に名前が残っているため、選挙権が与えられることになります。2020年10月7日まで、有権者名簿にはすでに死亡して5年以上経つ人が少なくとも9212名、10年以上経つ人が1990名、20年以上経つ人が197名います。一年近くの間、我々はペンシルベニア州の地方自治体に死亡した有権者のデータを提供してきました。郵便投票の場合、有権者名簿にある死者の選挙権が不正の温床となります」と述べた。

 当訴訟案は「1:20-cv-01905」という番号でペンシルベニア州中部の地方法院に提出された。

(翻訳・北条)