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 最近、マイクロソフト社傘下の「Microsoft Defender」セキュリティソフト研究チームは、Androidシステムを攻撃する新型ランサムウェアを発見し、一度このウイルスに感染されると、スマホのホームボタンがロックされ、使用できなくなる可能性があります。

 マイクロソフトの公式ブログによると、今回発見されたAndroidシステムを標的にしたランサムウェアは「MalLocker.B」と名づけられ、2017年にWindowsシステムを攻撃した「Wannacry」と類似しているとのことです。

 しかし、注意すべきのは、「MalLocker.B」は着信通知を偽装し、ユーザーがホームボタンをクリックすると、Androidのセキュリティシステムを回避して携帯電話を攻撃します。 感染した携帯は操作不能になり、アプリも利用できず、簡単にシステムを復元することができなくなります。元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求するメッセージが携帯の画面に表示されます。

 マイクロソフトは、新型ランサムウェアのコードは非常にシンプルで、Google Playストアの審査システムをごまかすことができないと指摘しています。主に電子掲示板(BBS)やウェブ広告、正体不明の第三者アプリストアを介して感染されるため、Play Store以外でアプリソフトをインストールしないように気をつけましょう。

(翻訳・玉竹)