新疆ウイグル自治区にあるカシュガル(Hiroki Ogawa, CC BY 3.0, via Wikimedia Commons)

 新疆ウイグル自治区にあるカシュガル地区で中共ウイルス(新型コロナウイルス)が発生したため、10月25日、カシュガル市がロックダウンを実施したことが確認された。

 カシュガル当局によると、10月24日に中共ウイルスの無症状感染者が1例発生したという。

 カシュガル当局が10月25日午後に開いた疫病状況記者会見によると、10月24日に確認された感染者の密接接触者に対する検査の結果、10月25日14時までに、137人が陽性で、無症状感染者であることがわかったという。

 25日24時から、カシュガル地区の感染予防対策本部は、カシュガル地区疏附県の4つの町村の感染リスクレベルをハイリスクに設定し、それ以外の地域は中リスクに引き上げたと発表した。

 しかし、ネットユーザーの間では、とっく感染拡大しているかもしれない実態を隠したのではないかと中国共産党政権を疑問視している。

 10月24日に「1人が確認された」というニュースの後、香港明報記者はカシュガル地区の感染予防対策本部に状況確認の電話をした。そのとき、カシュガル全市が封鎖され、空港も全面的に封鎖されて飛行機が運行停止のため、「出入り禁止状態になっている」ことがわかった。ロックダウン指令は24日から始まったばかりで、対策本部は次の指示を待っているという。

 記者が対策本部に「1人が確認された」という事実確認をしたとき、「詳細を言ってはいけない、なにも言えない」という返事をもらった。また、現在のロックダウン実施しているのはカシュガル地区だけで、後ほど、公式から具体的な情報が発表されるかもしれないという。

 新疆ウイグル自治区は中国共産党の情報封鎖が深刻な地域であるため、現地の具体的な感染状況を知ることは困難である。

市民は多量の食料を購入している、ある住宅団地が出入り禁止状態になっている:

(翻訳・藍彧)