江蘇省常熟市の長江河口付近に10月17日、数万匹のカニがびっしりと岸に登ってきた。(イメージ:ツイッター動画のスクリーンショット)

 江蘇省常熟市の長江河口付近に10月17日、数万匹のカニがびっしりと岸に登ってきた。江蘇省の民間では「カニ集団が岸に上がれば、天下に戦争が起きる」という不吉な兆であるという。

 多くのネットユーザーは、「カニの上陸」現象が地震の前兆ではないかと心配している。しかし、常熟市の気象局と地震部門はこれが「自然現象」であり、地震とは何も関係していないと言った。「正常な現象なら、往年なぜ見られなかったのか、四川大地震の前、カエルが岸に飛び上がった時、専門家はオリンピック開催のために興奮していると説明した」と言うネットユーザーもいた。

 カニの異常現象は地震と関係があるのか?記録によると、唐山大地震を前に蟹がびっしりと近くの砂浜を登ってきた。

 1976年8月16日に四川省松潘県と平武県の境でマグニチュード7.2の地震が発生した。地震前には、近くの低地の江油県でカニが屋根に這い上がる事件があった。1976年11月2日に江蘇省大縦湖でマグニチュード4.5の地震が発生する前にも大量のカニが現れた。1999年8月17日にトルコで強い地震が発生した。地震前、数万匹のカニが突然群れをなして砂浜に押し寄せた。

 昔、江蘇省の民間では「蝦荒蟹乱」という言葉が伝わっていた。エビが多くなると食糧不足の年、カニが多くなると乱世を意味するという。これは古代中国の宋・元時代の古典にも記載されている。

 江蘇省は、古代の地域に位置している「呉地」と呼ばれ、呉地は歴代の兵家が争うところであり、古代には多くの有名な戦いがあった。そのため、呉地の人々は、エビやカニが野原を覆っているのを見て、戦争が始まる前兆だと見なした。

 最近、習近平は潮州海軍陸戦隊本部を視察した際、「戦争の準備に全力を尽くすように」と要求した。米国側も台湾海峡での中国共産党軍の活動に注視している。実際にアメリカと中国の間で、戦争が勃発するかどうかは一概には言えないが、天象変化の不穏が漂っている。

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(翻訳・藍彧)