(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 アメリカの先住民の中には、古い伝説が残っています。その一つは、祖先は水晶で作られた人の頭蓋骨(人の頭蓋骨と同じ大きさ)を13個世に残し、その中に人類の起源、そして発展と滅亡に関する重要な情報が含まれているという話です。

 最初、人々はこの伝説をただの物語だと思っていました。ところが20世紀初め、古代マヤの廃墟でクリスタル頭蓋骨が発見されて以来、この伝説が本当ではないかと人々は考え始めました。その後、残り12個のクリスタル頭蓋骨も相次いで発見されました。2010年10月8日、4人のマヤ長老が伝説の13個のクリスタル頭蓋骨を、ニューヨークの国連教会で行われた記者会見で披露しました。4人の長老の一人であるHunbatzmen氏は「マヤの予言によると、13個のクリスタル頭蓋骨が再び現れた時、世界の新旧が交替し、浄化されるのです。しかしこれは世界の終わりではありません」と述べました。

クリスタル頭蓋骨(イメージ:Wikimedia Commons / German Wikipedia user Kuddel, CC BY-SA 3.0

 13個のクリスタル頭蓋骨がすべてそろった時、アメリカの原住民族の部族たちは集まり、マヤ人の「聖暦」に従ってグアテマラで荘厳で盛大な儀式を行い、グアテマラの政府関係者も招待されました。

 大祭司Don Alejandroは預言者が残した言葉を啓示しました。「昔、人々は自分をどう管理するかわからず、そこで創造主は4人の預言者をここに派遣し、多くの法則とさまざまな知識を授けました。彼らは使命を終えて『私たちは間もなく出発し、私たちの来た所に帰ります。戻る時が来ました。わが子よ、私たちを忘れないで下さい。君たちに知恵と理性と神聖なる真実を残してあげました。いつか戻って来て、われわれの使命を必ず果たします。」

 「虹の戦士」の伝説

 マヤ文化では、マヤの予言、マヤの暦、クリスタル頭蓋骨がよく知られていますが、「虹の戦士」の伝説についてはあまり言及されていません。『クリスタル頭蓋骨の謎』という本では「虹の戦士」の出現と世界の変化について書かれている箇所があります。ここで少し抜粋して紹介します。

 「今は新旧世代が入れ替わる時期です。新しい時代は必ず到来しますが、具体的にどのような形で到来し、人類の生存に役立つかは未知です。」

 「精神的な造詣を求める人々は虹の戦士となり、他人を教育する重責を担っています。大きな災害は避けられませんが、霊性に満ちた人々は彼らの努力を通じて、災害を減らそうとします。発生したことは変えられませんが、すくなくともダメージを軽減させることができます。」

 「あらゆる民族・文化・地域と・国家から来た虹の戦士は、世界各地を回り、光を放ち、人類が地球上の他の生物と仲良く共生すべきだという観念を広めます。彼らは祖先の精神を受け継ぎ、頭の中の知恵を輝かせ、心の中の愛の力を以って、いかなる生命をも傷つけないで、すべての生物とこの狂った世界を愛し、世間のバランスを再構築します。」

 「虹の戦士は、天神たちと一緒に帰るときが来るまで待つことができ、彼らは人類に心の愛を取り戻させ、地球全体に愛を広めようとしています。創造主も人間の世界で奇跡を起こしたいと思っています。」

 「アトランティスの人々や地球に住む他の星の生命もUFOに乗り、人類の大きな行動や変化を見守っています。もしかしたら彼らも地球を救う『虹の戦士』なのでしょうか。」

 この地球上に、輝かしい文明を残した古い民族は皆似たような伝説を残しています。東方の仏経には優曇華が神様降臨の兆しである記述が多くあります。佛教の経典『法華文句』には、「優曇華は、霊瑞の意を示し、三千年に一度現れ、現れたときに、金輪王(轉輪聖王)がこの世に現れます」と記載されています。つまり、優曇華は仏界の不思議な花の一種で、釈迦牟尼仏はこの花が咲く日は転輪聖王がこの世で衆生を救う日であると予言しました。

『優曇華(うどんげ)』の花(イメージ:YouTubeスクリーンショット)

 現在世界各地で見られる優曇華は、現代の不思議な現象となり、まるで神様の到来を告げているようです。

3000年に1度しか咲かない奇跡の花 次々と開花(新唐人テレビ):

(翻訳・柳生和樹)​